成 形 工 程

5 土こね
 粒子の粗密の均一化、水分の濃密度の平均化と陶土内の気泡を完全になくすため、手仕事で丹念に行われます。この工程が不十分だと、焼成後、「ワレ・ヒズミ」の原因となります。


6 成形

 器物を形づくる製造工程の中で、最も重要な部分が成形で、品種別、用途、機能性に応じて、それぞれの技法があり、その中でろくろ成形を主に説明します。

 ろくろは丸い形をしたやきものを作る時に使う道具で、現在使われるろくろはほとんどが「電気ろくろ」で回転速度が自由に調整できるようになっています。土こねした陶土をろくろの回転台の真ん中にのせ、成形しやすくするために両手に水をつけてなめらかにします。続いて両手で左右に押さえて上のほうに引き伸ばしたり、下のほうに押さえつけて縮めるといった作業を繰り返して、陶土の粒を滑らかにし空気を抜いて、水分が陶土全体にいきわたるようにします。

両手もしくは、のべべらなどを使用して両側を押さえつけ上へ広がってのばし、厚みをしだいに薄くしていきます。形が出来上がったら「トンボ」という寸法はかりで、内のりや深さをはかります。同じ物をいくつか作る場合に使用します。

 


その他の成形方法

・形打ち成形
 大皿のように形が大きいものを作る時、「角物」と呼ばれるふちが六角形や八角形などの変形ものを型打ち成形でつくることがあります。
・流し込み成形
 石膏には水分を吸収する成分があり、その特徴を生かして陶土を石膏型に流し込んで成形します。楕円や多角形の皿、土瓶、急須のような複雑なもの、人形や香炉などの時にこの方法を使います。
・押し型成形

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